第22回 全国救急隊員シンポジウム

[会期]2014年1月30日(木)・31日(金)
[会場]西日本総合展示場 新館・北九州国際会議場
[主催]北九州市消防局 一般財団法人救急振興財団

開催地からのご挨拶MESSAGE

北九州市消防局
局長 石松 秀喜

 平成26年1月30日(木)・31日(金)の2日間、「西日本総合展示場 新館」、「北九州国際会議場」において、一般財団法人救急振興財団との共催により「第22回全国救急隊員シンポジウム」を開催するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 ここ北九州市は、九州の最北端に位置し、関門海峡を挟んで本州と九州を結ぶ海陸交通の玄関口です。東は周防灘、北は響灘に面し、日本三大カルストの一つ「平尾台」などの豊かな自然の中に、異国情緒あふれる「門司港レトロ地区」が大正ロマンを漂わせ、新鮮で豊かな「海の幸」はもちろん、今では庶民に親しまれる小倉発祥の「焼きうどん」や「合馬のたけのこ」など、注目のグルメも揃った、まさに食の宝庫でもあります。

 本市は平成25年2月、市制施行50周年を迎えました。
 昭和38年、5つの個性を持つ都市の対等合併は、国連が調査団を派遣するほどの画期的な出来事でした。
 発足以来、都市インフラの整備が進むとともに、公害克服、高齢化対策や子育て・教育・地域防災・コミュニティの活性化など様々な分野で、市民、企業、行政が一丸となって先駆的にまちづくりに取組んできました。
 こうした力をもとに、現在「人と文化を育み、世界につながる、環境と技術のまち」の実現に向けて様々な施策を進めています。

 さて本市では、このシンポジウムを市制50周年記念事業の一つとして位置づけ、昨年度から開催に向けて準備を進めてまいりました。

 ご存知のとおり、わが国における救急業務は法制化から50年を迎えましたが、その間に救急隊員の応急処置範囲の拡大、救急救命士制度の導入、メディカルコントロール体制の構築など、様々な高度化を遂げています。
 今後、高齢化などの要因により救急需要は益々増加することが予測される中、救命率の向上や後遺症の軽減など、病院前救護に対する我々が果たす役割は益々重要となっています。
 このシンポジウムでは、プログラム全体を通じて“病院前救護”の重要性を再確認していただき、また、これからの救急業務の高度化へ向けての課題や解決策などについて、市制50周年を迎え、また、全国で初めてである二度目のシンポジウム開催都市「北九州市」から、全国の病院前救護に携わる皆様へ発信するものであります。

 開催にあたり、関係機関をはじめ、多くの皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、北九州市の総力を挙げて準備を進め、「おもてなし」の心を持って、皆様を盛大にお迎え致したいと存じます。
 ここ北九州市の街やその周囲に広がる豊かな自然、そして食の魅力、市民の温かさにも触れていただき、有意義な時間をお過ごしいただければ、開催地としましても大変喜ばしく思います。

 皆様方のご参加を心からお待ちしております。